うつ病で休職する場合の注意事項
うつ病で止むを得ず休職をすることになった場合、休職中はしっかりと休んでできるだけ早く社会復帰することができるよう努力することが重要です。
しかし、最近ではうつ病といえばすぐに長期で休めることを悪用し、休職中にも関わらず遊びに出かけてしまう方も多くいるようです。
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うつ病で休職をする意味とは?
うつ病で休職をするためには、基本的に「医師の診断書」が必要になります。
しかし、医師の診断書は比較的簡単に出してもらうことができますし、休職する期間などもある程度患者と医師と話をした上で患者の要望を聞き入れてくれるところが多いです。
私が通院していた心療内科では、医師から「休職期間はどれくらいにしますか?」と逆に聞かれたこともあり驚きました。
このように比較的簡単に医師による診断書を出してもらうことができると、休職せずに頑張った法が良い場合でも休職を選んで、「本来の休職の状態」から逸脱した行動をとってしまう方が出てしまうのです。
本来休職をするということは、心と体を一旦リセットして、再び社会に生きる一員として働くことができる状態に戻すことが目的です。
そのため、休職期間中は基本的には自宅でゆっくりと過ごすことが前提ですし、外出するとしても限度をわきまえた行動をすべきです。
実際に本当に体も心も疲労しきってしまっている場合は、簡単に外出もできませんし疲れを取るだけでもあっという間に1ヶ月や2ヶ月は過ぎてしまいます。
うつ病で休職した場合、雇用状態によっては「傷病手当金」というものが健康保険組合から受給できるのですが、働かなくてもお金が入るから大丈夫と思っていると後で痛い目にあうので気をつけて下さい。
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休職期間の注意事項
うつ病が原因で仕事ができないという場合、少なからず同僚に迷惑がかかります。
このことをしっかりと認識していないと、休職しているとは思われないよう案行動をとってしまい会社に戻れなくなるというパターンが出てきてしまいます。
休職期間中は以下の点に注意してください
- 会社へは週に1回は状態を報告する
- 自宅でしっかりと休むこと
- 過度な外出は絶対にしない
- 周囲がサボっていると思う行動は慎む
- 仕事に復帰することが目的であることを忘れない
- 自宅でもできることはしっかりと行う
- 医師の指示には従う
これらは最低限のマナーですし、一人がサボることを目的に休職してしまうと他のうつ病患者にも迷惑がかかるので注意してください。
少し前にうつ病で休職中に海外旅行に行き、その様子をSNSに投稿して問題となったことがメディアに取り上げられていました。
この人は躁鬱病と診断されており、躁状態の時に海外旅行に行ってしまったようですがやはり社会からの風当たりは強かったですし、おそらく会社に戻れたとしても相当苦労したと思います。
会社を休職するというのはある程度の信頼関係で成り立っている部分もあるので、同僚や家族だけではなく他のしっかりと治療をするために休んでいるうつ病患者にも配慮をすべきだと私は思います。