うつ病患者は復職直後の勤務のしかた

4313570551_c591df26ef_mうつ病で休職しある程度症状が回復してくると復職を焦ってしまう方が多いと思いますが、ここで焦ってしまうと必ずと言っていいほど復職に失敗してしまいます。

真面目な性格、責任感の強さなどうつ病患者に多い性格的特徴を考えた場合、復職直後にみんなと同じように仕事をしなければと焦る気持ちはわかるのですが、ここはぐっとこらえることが仕事に入りやすくなるコツでもあるのです。


スポンサードリンク

うつ病患者の復職直後の状態について

うつ病というのはその日その日によっても症状が違います。復職できる状態にまで戻ったということは、ある程度うつ病の症状が出なくなっているということですが、それでも油断は禁物です。

休職中の生活環境と、仕事をしている生活環境では気の使い方が全く異なりますし、ただでさえ復職直後は「同僚に迷惑をかけてしまっている」という罪悪感が強くなる時期です。

そのため、焦ってみんなと同じ、それ以上に仕事をして迷惑をかけた分を取り返さなければと思えば思うほど、知らず識らずのうちに自分を苦しめてしまうのです。

復職直後というのは、うつ病の状態が単に落ち着いているだけであり無理をすればすぐにぶり返してしまう危険な状態であるということを強く認識する必要があります。

私も復職して1ヶ月程度でまた仕事ができないくらいの身体的症状と精神的症状が出てしまうことがあり、再び休職に追い込まれた経験があります。

私は復職できたことが嬉しいと思う反面、周囲に与えた迷惑を取り返したいという強い思いを持っており、そのため少しでも会社のためになる仕事をしようと頑張りすぎてしまったことがうつ病をぶり返した要因だと思っています。

うつ病というのは誰にでも起こりうる病気ですし、ちょっとしたきっかけで簡単に再発してしまうのです。実際にうつ病を患った半数以上の人が再発しており、社会復帰にものすごく長い時間をかけてしまっている現実があります。

復職をする際には細心の注意を払い、周囲に迷惑をかけたという罪悪感は持っていたとしても、もうしばらく時間をもらい長く働けるように自分を抑える努力をする必要があるのです。

スポンサードリンク



うつ病患者の復職直後の勤務の仕方

33462087_399e039d43_m

うつ病から復職した場合、最低でも3ヶ月はリハビリ勤務と捉えゆっくりと自分が出来る範囲で仕事をすることに徹することが重要です。週5日勤務するというだけでも、体力的にも精神的にも相当疲れてしまいます。

にもかかわらず、残業や休日出勤などを繰り返していれば、また自分で自分を追い込むような結果になってしまうのです。

そこで、復職直後は緩い目標を設定し、一つ一つ階段を上ってクリアしていきながら自信をつけていくことに集中した方が良いと思います。

私の場合は、下記のようなリハビリ勤務を経て正式に復職し現在も働くことができるようになりました。

  • 1ヶ月目:勤務は定時内とし、職場の雑用を出来る範囲で行う
  • 2ヶ月目:勤務は定時内、雑用と手が空いている時にアシスタントで仕事を回してもらう
  • 3ヶ月目:勤務は定時内、アシスタントの仕事の量を少しずつ増やしていく

このように3ヶ月間は残業や早出出勤、休日出勤はせずにきっちりと毎日仕事に行くという習慣を作ることに集中します。

この3ヶ月の間で、仕事ができないくらい疲れ切ってしまったり、抗うつ薬の影響で仕事中に眠くなってしまうようなことが何度かありましたが、そのような時は早退して休むようにしました。

復職したのに早退かよ。サボっているんじゃないの?と周囲に思われるような気持ちも確かにありましたし、上司に早退させてくださいということが言いにくい場面もありました。

しかし、考えてみれば、今までそういう自分に嘘をついて無理をして働き続けてしまったからうつ病になったのです。

同じ過ちを繰り返さないようにするために、意識的に自分の体と心と向き合って早退すべきと判断した時は上司に報告して早退させてもらうことにしました。

その結果、3ヶ月でやっと仕事に行くことになれましたし、朝起き上がることができないということも無くなりました。

それでも疲れやすいと感じることはありましたので、休日は無理に出歩いたり仕事の勉強をしたりせずにゆっくりと休むことを意識していました。

今では休日出勤や残業をたまにすることもありますが、それはあくまでも自分がやりたいと思ったからやっているだけであり、体が疲れている、心が疲れていると感じた時には残業も休日出勤もしないようにしています。

周囲の同僚に対しては、迷惑をかけたという気持ちは持ちながらも、自分から何でもやりますという見栄を張ったりいい顔をしたりするのではなく、できることを責任を持ってしっかりやる程度のサポートで済ませています。

これからまだまだ長い会社員生活の中で、少しずつでも返せていければそれでいいと思いますし、何よりも大切なのは、自分自身がしっかりと働いて生活していくことができる環境を作り出すことです。

復職直後というのは非常に危険な状態でもあるので、決して無理をせずに自分としっかりと向き合って自分を抑えながら仕事をする行動ができるかどうかで決まると思います。


スポンサードリンク


管理人が実践し効果を感じた認知療法詳細はこちら
下園荘太先生のプチ認知療法レビューはこちら




コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ